1歳までの主な予防接種と検診スケジュール

赤ちゃんが生まれて1か月、赤ちゃんのいる生活にも少しずつ慣れてきた頃かと思います。

やっと一息つけるかなと思いながらも、ママは毎日やることがたくさんですよね。イベントの他にも、乳幼児健診や予防接種で大忙し、、、

健診や予防接種を忘れないように、前もって予約やチェックを忘れずにしておきましょう。

1か月健診

赤ちゃんが生まれて退院した後、はじめてママと赤ちゃんで病院を受診することを1ヶ月健診といいます。病院によっては、1ヶ月ではなく2週間後に健診を行うところもあります。1ヶ月健診は任意ですが、赤ちゃんとママにとって大切な健診となるのでできる限り受診しましょう。

当日は、ママの産後の身体の回復状態、赤ちゃんの発育状態などを確認します。

◇身長・体重・頭囲・胸囲 *** 赤ちゃんが順調に成長しているか確認

◇原始反射        *** 姿勢反射、手足を広げるモロー反射、口元に触れると吸い付こうとする吸てつ反射を確認

◇斜視・視覚       *** 目を見て視覚があるか確認したり、ものがちゃんと見えているかを確認

その他には、新生児黄疸・股関節の確認・皮膚の確認をします。この日にビタミンKシロップを投与するのが一般的です。

乳幼児健診

乳幼児健診とは、母子保健法に基づいた健康診断で、1歳6か月と3歳児健診は市区町村で義務付けられています。4ヶ月児健診もほとんどの市区町村で実施されているようです。

4か月児健診からは自治体からの前もって案内が届くので、指定された日時、場所(保健センターや病院)に受けに行きましょう。

乳幼児健診では、予防接種についての確認、身体の発育状態や疾病、言語障害が無いかなどを確認します。何か心配などがある場合、医師や保健師さんに相談もできたりするので必ず健診を受けるようにしましょう。

自治体によっては、任意で6か月健診・10か月健診・12か月健診・2歳児健診など行っており、一般的には3歳までに8回定期検診を受けます。(任意)

生後2か月から予防接種もあるので計画的にスケジュールを組んでおきましょう。

1歳までの予防接種

生後2か月から予防接種がはじまり、予防接種にはそれぞれ推進接種時期があります。

ママから受け継いできた免疫もだんだん減少していくので、できるだけ早い時期に計画的に予防接種を受けるようにしましょう。

ママ自身で予防接種のスケジュール管理をするのは意外と大変ですよね。まず生後2か月で小児用肺炎球菌ワクチン、B型肝炎ワクチン、ヒブワクチン、ロタウイルスワクチンの4種類を接種してからスケジュールを考えることをおすすめしている病院もあります。

病院によっては予約制で電話をした時には1か月先、2か月先ということもあるので、余裕をもってスケジュールを組むことをおすすめします。

予防接種の種類

【不活化ワクチン】

不活化ワクチンとは??

細菌やウイルスを殺して毒性をなくし、免疫を付けるために必要な成分を取り出して作られたワクチンのこと

ワクチンの種類

・B型肝炎*定期接種

生後12か月までは定期接種となり、3回接種(生後2か月、生後3か月、生後7~8か月)。定期接種の時期を逃してしまった場合でも任意の場合なら何歳でも接種可能。

ヒブ(インフルエンザ菌b型)*定期接種

生後2か月から5歳の誕生日前日まで接種できます。

4~8週間隔で3回接種。3回目を打ったら7か月~13か月以上あけて(1歳を過ぎたら)4回目を接種できます。

2か月~7か月までに初回を打てなかった場合、1歳以上5歳未満の場合によって、接種の間隔、接種回数が変わってきます。

小児用肺炎球菌ワクチン*定期接種

生後2か月~6か月で接種を始めた場合、2カ月から11か月で3回接種、12か月~15か月で1回接種する。ただし、3回接種後は60日以上の間隔をあけて4回目を接種します。

標準的なスケジュールで接種できなかった場合、接種開始時期により回数などが異なります。5歳未満であれば定期接種の対象になることもあるので、医師に相談してみましょう。

四種混合(ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオ)*定期接種

1期*生後3か月から接種可能。

3~8週間隔で3回接種、3回目の約1年後に4回目を接種する。

2期*11歳から2種ワクチンを1回接種。小学校入学前に百日せきのワクチンの抗体が減少するため、MRの2期に合わせて任意追加で三種混合ワクチンを任意接種することも。

日本脳炎*定期接種

1期*生後6か月から接種可能ですが、標準的には3歳からの接種としています。

1~4週の間隔で2回接種し、2回目を打った約1年後に3回目を接種。3回接種すると基礎免疫がつく。

2期*9歳~12歳に1回接種

【生ワクチン】

生ワクチンとは??

細菌やウイルスの病原性を低下させて作られたワクチンのこと。弱毒化ワクチン弱毒ワクチンともいう。

ワクチンの種類

BCG*定期接種

BCGは結核による重い病気を予防する生ワクチンです。ワクチンの液を左腕に1滴たらして,はんこ型の注射を2回押して接種します。標準的な接種期間は生後5か月~生後8か月未満の1回接種です。

ワクチン接種の正常反応として、2週目頃から針の跡が赤くなり、化膿したようになることがありますが、5~6週間を過ぎたあたりからかぶたになりきれいな肌に戻っていきます。

MR(麻疹風疹)*定期接種

1期*1歳代で1回接種。1歳~2歳くらいの間に麻疹風疹にかかる可能性が高いので、1歳になったら早めに予防接種を受けましょう。

2期*小学校入学前の年長児の時に1年に1回接種。

水痘(みずぼうそう)*定期接種

1歳から接種可能。1回目の接種後、3か月~6か月の間隔をあけて2回目を受けるのが免疫をしっかりつけるために大切です。

おたふくかぜ*任意

1歳から接種可能。1回接種。

1歳になったらできるだけ早めに接種しましょう。

予防接種がたくさんで大変ですが、現代では同時接種も行っているので先生とスケジュールを相談しながらすすめてはいくと良いでしょう。

同時接種が心配な場合、1種類ずつの接種になるのでスケジュール管理をしっかりと行い、打ち忘れのないように計画をたてて進めていくと良いと思います。

ワクチンと健診によってわが子の病気を防ぐことができるので、忘れずにしっかりと受診していきましょう。

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