その7 地元出身の作家さんてなんだか嬉しくなっちゃいません?|だるまちゃんの 〜絵本で寄り道まわり道〜

今年になって仲良くしていただいている絵本カフェ的なお店で、9月に地元群馬出身の絵本作家さんの原画展をすると聞きました。存じ上げない作家さんでしたが、ある日図書館の新しい本が掲げられる棚でその作家さんの絵本を発見!そうそう、この絵本の原画展だよ♪と思い、早速借りて幼稚園で読んでみました。大好評で、ページをめくるたび子どもたちがワクワクと反応してくれる。

その後、図書館で年齢層も幅広いなか読んでみても楽しんでもらえ、しかも「この絵本を描いたのは、みんなと同じ群馬出身の人なんだよ~」というと、子どもたちより先生やお母さんたちが素晴しく関心を寄せてくれました。その後、原画展に行って作家さん本人にお会いすることができ、今までの読み聞かせ経緯をお話しすると大変喜んで貰え、作家さんとしても地元の子どもたちに知ってもらえるのは何よりうれしいとおっしゃるのを聞き、そうだ、今度の“寄り道まわり道”は埼玉出身の作家さんで行こう!と決めたのでした。

ちなみにこの群馬出身の作家さん、現在埼玉に住んでいらっしゃるので、紹介しちゃいますね。

 


「おふろおふろ」
高橋徹
絵本塾出版

まだ出版絵本2冊の新人さんですが、パントマイムパフォーマーとして舞台やテレビでもご活躍されてます。お風呂に入るのが苦手な子どもの心をくすぐる、奇想天外、楽しい絵本です。

 

さて、埼玉出身の絵本作家さんですが、多分たくさんヒットするかと思いきや、検索方法が悪かったのか・・・漫画家さんはすご~くたくさん出て来たんですけどね。
でも、有名な方たちがいらっしゃいましたよ♪その作家さんの中で私が好きな絵本を紹介します。

≪石井桃子・さいたま市(旧浦和市)≫
児童文学の先駆者で、絵本より長めの童話や、翻訳した絵本も有名なものがたくさん!
うさこちゃん、ピーターラビット、くまのプーさんなどのシリーズものも多いです。

「ちいさなねこ」
石井桃子 さく  横内襄 え
福音館書店

ねこ好きにはたまらない表紙。元気で危なっかしいこねことおかあさんねこの愛が、人間にもそのままあてはめられる、ほんわかしたお話です。

 

≪飯野和好・秩父市≫
くろずみ小太郎旅日記、ねぎぼうずのあさたろうなど、渋い色合いの時代物シリーズ絵本を描いた人というとわかる方も多いのかな。ご本人も本格的な股旅姿で、全国を読み語り講演しながら渡り歩いています。

「ねぎぼうずのあさたろう その1」
飯野和好・作
福音館書店

色白でまん丸顔のねぎぼうずあさたろうが活躍する第一作。テンポよく浪曲調の節回しで進む文章は、読み聞かせするにはちょっとハードルが高いのですが、おうちでオーバーなくらい芝居がかって読んだら、絶対に面白いと思います。旅する作者と同じ、回し合羽と三度笠のあさたろう。10作まで旅は続きます。ちなみに私はご本人の読み語り講演でこの「その1」を聞いたことがあるのですが、もう自分では二度と読み聞かせには使えない・・・と思うほど面白可笑しかったので、もし機会がありましたら聞いてみてください。

 

≪中川ひろたか・さいたま市(旧大宮市)≫
元保育士だったことや、シンガーソングライターとして活動をされていることから、子ども心を熟知したリズム感あふれる絵本が多いですよね。村上康成さんの絵でも有名なピーマン村の絵本たちシリーズ、ないた・おこる・あくびなどの変わった視点のものも。

「ショコラちゃんのおでかけドライブ」
中川ひろたか ぶん  はたこうしろう え
講談社

ショコラちゃんシリーズもたくさん出ている中、なぜこの一冊かというと、ある大きなおはなし会で毎回読まれているので私の耳にも焼き付いていて、いつどんな対象の子どもたちに読んでも大変楽しんでもらえ、子どもたちってパンが好きだなぁ、掛け声とともに参加できるお話は盛り上がるなぁ、と初心に返れる絵本だからです。

 

≪なかやみわ・さいたま市(旧大宮市)≫
そらまめくん、くれよんくん、どんぐりむら、ばすくん・・・キャラクターがどれもかわいらしくて、シリーズ化するということは人気な証拠。どれも集めたくなってしまいますよね。

「くろくんたちとおえかきえんそく」
なかやみわ さく・え
童心社

どれも捨てがたいから選べないな~と思っていたら、こんな素敵なのを発見!だから私もまだ手にしたことはないのですが、これは絶対に欲しい!!!作者が書いたページに、自分の絵が加えられるのです♪みわさんとお子さん(もちろん大人でも)合作の、世界に一つだけの絵本の完成です。

 
 

☆☆☆今月のおすすめ☆☆☆

その月特有の絵本や、その時どうしてもおすすめしたい絵本のコーナーです。
今月はやっぱりハロウィンでしょうか。すっかり日本にも定着して、翻訳ものではない絵本もたくさん出版されてます。今回はしかけ絵本の得意な作家さんの、赤ちゃんから楽しめる2冊です。

「ハロウィンのかくれんぼ」
いしかわこうじ
ポプラ社


「ハッピーハロウィン!」
新井洋行
講談社

☆☆☆☆☆

ハロウィンも間もなく終了。お店のディスプレイはもうクリスマスモードに入り始めてる。
先へ先へと急がされているように感じてしまうことも多いですが、まだまだ秋の夜長の読み聞かせタイムを、ゆっくりのんびり楽しんでくださいね♪

 

 

投稿者プロフィール


長男が入園した年に出来た保護者の読み聞かせの会に入ったことで、すっかりハマった絵本の世界。
園や小・中学校、支援学校、図書館や公共施設等での読み聞かせボランティアも丸18年経ちました。

4年前に病気をして考えを一新!与えられた場所だけではなく、こちらから出向いて読み聞かせの場を作ったり、子どもたちに絵本と触れ合ってもらう場を作りたい!!!と思い、マルシェやマーケットと呼ばれるようなイベントに「読み聞かせと移動文庫のだるま文庫」として出店しています。

■FB https://www.facebook.com/darumabunko626/