のどが腫れてつらそう【溶連菌性咽頭炎】

いちご舌になる、皮膚がただれてぽろぽろむける・・・ひょっとしたらそれは、「溶連菌」に感染しているのかもしれません。

抗生剤を、お医者さんの指定する期間飲みきらないと完治しないので、風邪とは対処法が少しちがいます。この記事では溶連菌性咽頭炎にかかったら、赤ちゃんをどのように看病していけばいいのかをご説明します。

溶連菌性咽頭炎の症状

のどが痛み、発熱します。扁桃腺がかなり腫れるので、赤ちゃんは見るからにつらそうでしょう。

1~2日後に赤い細かい発疹がでてかゆがりはじめ、全身に広がっていきます。そして舌に真っ赤ないちごのようなぶつぶつが出てきます。

解熱後、皮膚がただれてぽろぽろむけるので、まるで皮膚が溶けているように見えてちょっと焦ります。

溶連菌性咽頭炎の原因と対処法

A群β溶血性連鎖球菌の感染です。感染してから潜伏期間2~3日を経たのち、発症します。病院にいくタイミングは2日たってもお熱が下がらないときです。のどの痛みがひどく水分が取れなくなったときも、病院へ連れて行ったほうがいいですよ。

病院で処方されるお薬は抗生剤ですが、かゆみがある場合は、症状に合わせたお薬を処方してもらえます。抗生剤はお医者さんが指定した期間、しっかり飲みきってくださいね。

抗生剤を飲み始めると、1~2日で熱が下がり、のどの痛みも消えます。また、急性の腎炎やリウマチ熱を合併することがあるので、菌が完全になくなるまで10日間くらいは抗生剤を飲み、完治させましょう。

おうちでのケアもしっかりと

おうちでできることは、赤ちゃんをとにかく安静にさせることです。ごはんは、のどが痛そうなときは、無理に食べさせる必要はありません。

しかし、水分補給はしっかりしてくださいね。お風呂はお熱が高くなければ、入って体を清潔にしてあげましょう。また、家族にもうつりますので、家族に同じような症状があれば病院に。

いつから保育園に登園できるかというと、抗生剤を飲み始めて24時間経っていたらOKです。本人の体調をみて、保育園に登園するかどうかを判断してくださいね。

でも、お熱があったり、しんどそうだったら、登園はさせずにおうちで休養を。

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