ゼーゼー、ヒューヒュー、苦しそう【気管支炎喘息】

喘鳴が聞こえたら、「もしやぜんそくでは・・・」と、ママは心配になりますよね。

この記事では、そんな気管支炎喘息について解説しています。

気管支炎喘息の症状

呼吸をするときにヒューヒュー、ゼーゼーと音がすることを、喘鳴(ぜんめい)といいます。

気管支炎喘息とは、この喘鳴を繰り返す病気のことです。喘鳴は、息の通り道が炎症によってせまくなることで、でます。

息の通り道は、気管の入口~肺の奥のほうまであり、そのせまさが違うと喘鳴も違った音になります。赤ちゃんの気道は細くやわらかいので、せまくなりやすくたんが絡みやすかったりして、喘鳴がおきやすくなっています。

昼よりも夜に喘鳴がでやすいので、赤ちゃんがなかなか寝つかず困ったママは多いのではないでしょうか。

また、症状と頻度で重症度が5段階にわかれています。

1.間欠型
年に数回、決まった季節に軽い喘鳴がでる

2.軽症持続型
日常生活に支障はないけど、月4回未満の軽度喘鳴がでる(たまに呼吸困難)

3.中等度持続型
日常生活に支障がでるくらいの喘鳴が週1回以上あるが、毎日ではない

4.重症持続型
喘鳴が毎日持続、たまにつらい発作が起こり、日常生活や睡眠に支障が起きる

5.最重症持続型
治療してるのに治らず、夜に緊急外来に運ばれたり、入退院を繰り返すため、日常生活が制限される

気管支炎喘息の原因

Sウィルスによる、一時的な喘息がありますが成長するにつれて喘鳴がなくなります。

アトピー型は、アレルゲンになるハウスダスト(特にダニの死骸!)、ペットの毛やふけ、たばこの有害物質、車の排気ガスやPM2.5などの大気汚染とさまざまです。

非アトピー型は、アレルゲンで喘鳴がおきません。おもな原因は、運動と感染です。

ここでいう運動は、全速力でずっと走っているような激しい運動です。スイミングは比較的原因になりにくいようです。

季節の変わり目のお天気が不安定であることが、喘鳴の原因になることも。そして太りすぎていて、物理的に気管支がせばめられている、というケースもあります。

気管支炎喘息の対処法

赤ちゃんの喘鳴は診断がむずかしいので、アトピー型と非アトピー型の見分けがほとんどつきません。

非アトピー型喘息なら喘息発作の予防に、しっかりとお部屋をお掃除してアレルゲンを取り除くことが大切です。しかし、それでも発作が起きるのならアトピー型喘息を疑わなければなりません。

アトピー型喘息の治療のベースは「ステロイド吸入」です。お医者さんからステロイドを処方されたら、指示にしたがって適切に使用しましょう。

日々の赤ちゃんの状態を理解するため、喘息日記をつけることをおすすめします。

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