だるまちゃんの絵本コラム〜はじめましての巻〜
突然ですが、本って面白いっていうことが伝わって、その時間を聞き手も読み手も楽しめればいいと思っています。
加えて、イベントでのだるま文庫では、こちらが決めた本を読むのではなく、子どもたちが選んだ本を読んだり、あるいは子どもたちが勝手に自分で読んだりしていますので、そんな現場で感じた面白い絵本をふらふらと、横道にそれたりしながら思いつくままに紹介していけたらなと思っています。
マニュアル本というより、まさにらくがき帳!
この先どうなる事やら自分でもまったく想像つきませんが、一年間どうぞよろしくお願いいたします。
ソウル絵本ってありますか?
「だるまちゃんとてんぐちゃん」
加古里子 さく/え
福音館書店
絵本にまみれた生活とは程遠い幼少期でしたが、たった一冊「好きだった」という記憶があるのが、「だるまちゃんとてんぐちゃん」。
保育園で何度も開いて見ていました。あまりに好きすぎて、読み聞かせグループ名は「だるまちゃんがころんだ」、イベント出店時の屋号は「だるま文庫」。
自他とも認めるソウル絵本となっていますが、何がこんなに私を虜にしたのか?
単純な繰り返しだけど、子どもの欲求に寄り添ったこのお話が、うらやましいやら面白いやらで、子ども心にストンと入ってきたのでしょう。時代を越えて今の子どもたちにも読み継がれ、しかもシリーズは現在進行形!
今年新たに3冊発行。だるまちゃんとてんぐちゃん初版の1967年から51年たっても愛され続けている、絵本の代表選手だと思います。
てんぐちゃんに続いて、かみなりちゃん、うさぎちゃん、とらのこちゃん・・・このへんまでが特に私のお気に入りです。
おすすめ本は・・・?
「だるまさんが」
「だるまさんの」
「だるまさんと」
かがくい ひろし/さく
ブロンズ新社
またまただるまつながりで引っ張ってしまいますが、おススメ本ってありますか?と聞かれたら、真っ先に答えるのが「だるまさんシリーズ」。
赤ちゃんのファーストブックにももってこいですが、大人が読んでもほっこりにんまり♪まさに老若男女、対象を選ばず、誰もが幸せな気分になれる絵本だと思っています。
「が」のだるまさんの形態にクスッとして、「の」のだるまさんの一部におぉっと思い、「と」のだるまさんと果物たちのまねをすれば、初めての子どもたちともすぐに仲良くなれる・・・だるま文庫の必殺技の絵本です。
パンダのシャンシャン人気に便乗して♪
「いちにちパンダ」
「よるだけパンダ」
さく・大塚健太 え・くさかみなこ
小学館
ちょっと落ち着いてきたようですが、まだまだ上野動物園の赤ちゃんパンダ(もう赤ちゃんじゃないのかな?)シャンシャンの人気はすごいようですね。
時事ネタや季節関連の絵本の紹介もしていきたいので、今回はパンダで♪もともとパンダ好きなこともあって、パンダの絵本もたくさん持っているのですが、この一年ちょっと積極的に読んでいたのが「いちにちパンダ」。
でも実はこの本、パンダは一度も出てこないのです。ホンモノのパンダはね。まあ表紙を見て想像できる通りなんですが、話の流れに子どもたちはドキドキワクワク。
とにかく、パンダってやっぱりすごいんだな、と思ってしまうこの絵本。
書き終えてみて・・・
初回なので、だるまちゃんにちなんだ絵本と、話題のパンダがらみの絵本を紹介してみました。
写真は手持ちの絵本を撮っているので、今後も決してきれいな状態ではないと思うのですがご了承くださいね。
どうでもいい話はいいから、いっぱい絵本を紹介したほうがいいのか、その本を手に取りたくなるような解説があったほうがいいのか、まだまだ手探りな状態ですが、このコラムから、
ちょっとこの絵本読んでみようかな→このシリーズ、この作家の絵本読んでみようかな→もっと色々読んでみようかな→本って面白いな、絵本以外も読んでみようかな・・・
なぁんて人が増えたらとっても嬉しいです!
▼このコラムを書いた人は
だるまちゃん
普段は園、小・中学校、特別支援学校、図書館ほか公共施設で読み聞かせしています。
出店者さんやお客様のお子さんを対象に読み聞かせをすることに楽しさを感じ、2016年からは屋号を「だるま文庫」に設定。
読み聞かせと共に用意した絵本を自由に読んでもらえる移動文庫のブース作りをしています。
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