だるまちゃんの絵本コラム~おなかすいちゃうリアルな絵の食べ物絵本の巻~

先日行った絵本の原画展で、これだ~!というテーマを思いついたので、食欲の秋でもある今月は「リアルな絵の食べ物絵本」でいこうと思います♪

注:今回図書館で借りた本も多いため、図書館ラベルを消すのに絵本の写真の一部を加工してしまいました。ご了承ください。

 

 

クレヨンでここまでリアルに!

「きょうのごはん」
加藤休ミ
偕成社

ずっと紹介したかったこの絵本の原画展に行ってきました。すごい!!!の一言。

油絵かと思うような重厚な色の重なり具合ですが、主な画材はクレヨンなんだそうです。昨日小学4年生に読み聞かせしてみたら、どのお料理を見ても「すげ~」「ホンモノみたい」と感嘆しまくってました。

空腹時には読まないでください!

「ごはん」
平野恵理子 作
福音館書店

こちらも紹介したかった絵本。シンプルだけど、かなりリアルな画法です。

たきこみごはん、がいこくごはん、おむすび、おちゃづけ、おすし・・・ごはんのメニューがページいっぱいに描かれていて、お腹が鳴ること間違いなし!

どのご飯が好きかページごとに挙手してもらうと、中学生でも大人でも、やんややんやと大騒ぎになりますよ♪

赤ちゃん期から喜ばれます!

「くだもの」
平山和子 さく
福音館書店

小さなお子さんがいらっしゃれば、一度は見かけたことがあるだろうな、というくらい定番な絵本。私の住む市のブックスタート絵本にも選ばれています。

とても優しく描かれたくだものを、「さあどうぞ」と絵本の中から勧められると、食べるということを覚えた赤ちゃんなら自然ともぐもぐしてしまう不思議さ。

五冊から選べるブックスタート絵本も、どれがいいですか?とママさんに聞かれると、ついついこの絵本押しで話を進めてしまいます。

他にも一同にご紹介!

以上、リアルな絵の食べ物絵本でくくったので、他にも図書館で探してきたら、結構ありましたので一挙に紹介~♪

「おすしのずかん」
作 大森裕子  監修 藤原昌高(ぼうずコンニャク)
白泉社

まさに図鑑。案内役のペンギンさんはこんなに可愛いのに、お寿司やお寿司になる魚は超リアル~。雑誌「コドモエ」の付録だったので、持っている方もいらっしゃるのでは?

「サンドイッチ サンドイッチ」
小西英子 さく
福音館書店

先日の原画展でこちらも拝見。野菜のたねやゴマの一粒一粒までこだわりを感じました。色鉛筆でとても繊細に描かれています。

「べべべん べんとう」
さいとうしのぶ
教育画劇

ややイラストチックな絵柄になってしまうけど、おかずの具材はとてもいい味出してます。

お料理以外にもまだまだリアルな絵の絵本はたくさんあるし、今回紹介した作家さんたちの描くほかの絵本も当然リアルなので、是非探して手に取ってみてくださいね。

お子さんとワイワイ見入るのも良し、大人のコレクションにするのも良し、の絵本たちだと思いますよ♪

このコラムを書いた人は

だるまちゃん
普段は園、小・中学校、特別支援学校、図書館ほか公共施設で読み聞かせしています。
出店者さんやお客様のお子さんを対象に読み聞かせをすることに楽しさを感じ、2016年からは屋号を「だるま文庫」に設定。
読み聞かせと共に用意した絵本を自由に読んでもらえる移動文庫のブース作りをしています。

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