だるまちゃんの絵本コラム~元号替わって、こんにちは「令和」さん♪~
新しい時代に突入しましたね♪みなさん、「令和」にもう慣れてきましたか?
令和という言葉をどこから持ってきたかというのは、もうご存知の方のほうが多いと思うので今更ですが、大伴旅人が詠んだと言われる、万葉集の梅花の歌
「初春の令月にして、氣淑(よ)く風和ぎ、梅は鏡前の粉(こ)を披(ひら)き、蘭は珮後(はいご)の香を薫(かをら)す。」(万葉集入門より引用)からなんですって♪
だから本屋でも図書館でも、すごい勢いで万葉集推ししてますよね!絵本版万葉集みたいなのがないかなと思ったのですが・・・見つからず。
「梅」推しもあるかと思ったのですが、梅の絵本ってあんまりないんですよね。桜ならたくさんあるのに。
『梅』に関する絵本
「うめじいのたんじょうび」
かがくいひろし
講談社
ちなっみに私が持っててすぐに頭に浮かんだのはちらの絵本です♪
さて!今回は元号が替わった、時代が変わった、ということでちょっと絵本で歴史を学べたらなと思います。まずは古典的な王道を行くこちら。
おすすめ歴史を学べる絵本
「せいめいのれきし 改訂版 地球上にせいめいがうまれたときからいままでのおはなし」
バージニア・リー・バートン 文・絵
いしいももこ 訳 まなべまこと 監修
岩波書店
なんと、太陽のうまれたところからの歴史が、舞台上演のように進められていくのですが、時代とともに歴史も科学も新しい発見などがあるため、1962年刊行のこの絵本も、2015年ちゃんと見直しをされています。
ちょっと長いけど、宇宙や恐竜が好きなお子さんなら興味持ってくれるのではないでしょうか。
「絵で見る日本の歴史」
西村繁男 作
福音館書店
こちらも10万年以上前の場面から始まりますが、日本の歴史なのでなんとなく安心して読み進められます。見開きで1世紀ごとに描かれた絵が印象的で、文章少なめで現代に向かいます。巻末に解説もあり、大人も充分勉強になります。
「おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん」
長谷川義史
BL出版
世の中の歴史はこのくらいにして、自分の歴史は?と言ったら、もうこれしかないよね!というくらい私が大好きな絵本。
これは園児も小学生も中学生でさえ笑っちゃうくらい楽しい絵本です。読み手はちょっと大変ですが、人間の歴史をここまで面白く語れるとは!!!祖先はやっぱりおサルさんなのねぇ~。
今月のおすすめ絵本☆
その月特有の絵本や、その時どうしてもおすすめしたい絵本のコーナーです。今回は6月。梅雨シーズンということでカエルでいきま~す。
昨年映画にもなってしまったから、知ってる人も多いかな。初めて本屋で見たとき衝撃で、即購入してしまった絵本です。
「かようびのよる」
デヴィッド・ウィーズナー 作・絵 当麻ゆか 訳
徳間書店
ホンモノのカエルは苦手だけど、この絵本のリアルなカエルはついつい見入ってしまいます。
今年の梅雨はどんな感じになるんでしょうね。雨が多いのかな?カラ梅雨なのかな?お外に出られないことが増えてくるこの時期、おうちでゆっくり絵本タイムを作ってくださいね♪
▼このコラムを書いた人は
だるまちゃん
普段は園、小・中学校、特別支援学校、図書館ほか公共施設で読み聞かせしています。
出店者さんやお客様のお子さんを対象に読み聞かせをすることに楽しさを感じ、2016年からは屋号を「だるま文庫」に設定。
読み聞かせと共に用意した絵本を自由に読んでもらえる移動文庫のブース作りをしています。
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