本当にやりたいことを仕事にする「わたしたちの3万円ビジネス」
東武動物公園には遠足や週末の行楽など行ったことがある方も多いと思います。今回は東武動物公園駅から下車すぐの進修館で開催されていた通称「3ビズ」わたしたちの3万円ビジネスの体験ワークショップがあると聞き取材にお伺いしました。
好きなコト・やりたいことで地域にアクションを起こす
わたしたちの3万円ビジネス(以下3ビズ)は、女性を対象にした起業支援プログラム。宮代町・杉戸町共催での開催で今回は2回目の開催。宮代町、杉戸町、またその近隣に住まいの女性約40名が集まりました。
隣接する宮代町・杉戸町は地域の高齢化が進みシャッター街も多いのが現状。「好きなコト、やりたいことで地域にアクションを起こしたい」という3ビズの理念に共感した町が女性の力を借りて地域経済を一緒に盛り上げていきたい!そんな双方の思いから町と主催者が協力し開催が決まりました。
地域の埋もれたリソースを活用して行う小商い
3ビズを運営するchoinacaの矢口さんは、イベント会社に勤め毎日夜遅くまで忙しい日々を過ごしている中で虚しさを感じたそうです。
「本当にやりたいことは何だろう?」と自問する中で今まで自分が憧れていた結婚式の披露宴をイメージした、「矢口祭り」を自分の誕生日に企画すると、お友達や家族も一緒になって楽しんで喜んでくれて自分もとても楽しくて、「好きなコトをやるのは楽しい!」と独立、矢口さん自身もやりたいことを仕事にしたお一人だそう。
宮代町・杉戸町は田畑や川、宿場町の名残や昭和レトロなど地域のリソース(資源)がたくさんある。6回連続ビジネス講座ではそういったリソースを活用しながら、リスクの少ない小さなビジネスを生産者や表現者として一緒に作っていく。
地元でもっと楽しく暮らせたら、そんな思いで受講を決意
3ビズ卒業生のキャンドルフー北原智恵子さんは5歳と2歳の子育てをするママ。もともと出身地だった杉戸町に昨年引っ越してきた。毎日を過ごす中で家事や育児であっという間に1日が終わってしまう。お友達からも「杉戸町は本当に何もない街」と言われてることも。そんな日々の中でお子さんの幼稚園から持ち帰ったお便りの中に3ビズの連続講座の案内で活動を知ったそう。 なんだか楽しそう!わたしも参加してみたい!もっと杉戸町で楽しく暮らせたら!そんな思いから受講を決意。14期生として受講した。
現在ではもともと結婚前に趣味でインストラクター講座で資格を取得していたキャンドルでキャンドルナイトを企画したり、キャンドルワークショップなども開催している。「3ビズがきっかけて、地元で毎日楽しい日々を送っています。3ビズに出会えてよかった。」と北原さん。
同じく3ビズ卒業生の伊藤はるかさんも、自分のやりたいことを見つけたひとり。もともとベビーマッサージ講師として活動していたものの、活動していくうちに本当の自分とのギャップを感じるように。3ビズ受講をきっかけに、「自分の本当にやりたいこと」を探す中でデザインやイラストを描くことが好きなコトに気づきました。今では平日デザイン事務所で働きながら、休日はイラストレーターとして活動。「とにかく楽しい!やっと自分のやりたいことを見つけた。」と伊藤さん。
女性が好きなこと・やりたいことを仕事にしながら街も元気になっていく、そんな理想の循環が生まれるのがこれから楽しみです。
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