水ぶくれのポツポツが全身に!【みずぼうそう】
予防接種をする前に感染してしまうパターンもあるみずぼうそう。
この記事では、そんなみずぼうそうにかかったらどうしたらいいのかをご説明していきます。
みずぼうそうの症状
初めのうちは、38℃くらいの熱がでて、全身に赤くて小さな発疹があらわれます。
この小さな発疹は胸やおなかを中心に、頭皮や足、顔、口の中と全身に広がるのが特徴。その後、1週間ほどかけて、強い痒みを伴うみずぶくれ、かさぶたへと変化していきます。
数日にわたって小さな発疹が次々と現れるため、小さな発疹やみずぶくれ、かさぶたが混ざっていることも多いです。
みずぼうそうの原因
ヘルペスウイルスであり、感染力がとても強い「水痘・帯状疱疹ウイルス」が原因です。
せき・くしゃみなどによる飛沫感染、空気中に漂うウイルスを吸い込むことで感染する空気感染で、あっという間に流行してしまいます。
つぶれたみずぶくれを直接触ることで感染する、接触感染も少なくありません。
みずぼうそうの対処法
基本的には、自然と治っていく病気です。そのため、もらうお薬は症状を軽減させるための「対処療法」のものになります。
例えばかゆみが強い場合は、抗ヒスタミン剤が処方されたりします。
あとは細菌感染による化膿を防止するために抗生物質が処方されたり、発熱に解熱剤を処方されたりします。
また、細菌感染を防ぐために、皮膚はもちろんお洋服やおふとんなどをキレイに保つことも大事ですよ。
湯ぶねにはつからず、サクッとシャワーでキレイにしてあげましょう。タオルは家族と別々に。
家族内感染にご注意ください。そのほか、免疫力を上げるために栄養のある食事を取ることや安静に過ごすことも、治療のポイント。
予防には、水痘ワクチンによる予防接種
2014年10月より定期予防接種になったため、赤ちゃんに予防接種しておくと安心。水痘ワクチンによって体内に抗体ができると、その効果はほぼ一生続くといわれています。
もしも赤ちゃんが予防接種を受けておらず、周囲に水痘にかかった人がいたら、できるだけ接触の機会を避けることが重要です。
もし赤ちゃんがみずぼうそうにかかってしまったら、みずぶくれをつぶしたり、かさぶたをかきむしったりしないように気をつけてくださいね。
細菌感染を起こして化膿したり、痕が残ったりすることもあるため、本当に気をつけてあげてください。
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