端午の節句!親子で作ろう♪兜のりんごパイ
5月5日は端午の節句。
現在では「こどもの日」として親しまれ、男の子の健やかな成長を願い、祝う日となっていますね^^
端午の節句は尚武(しょうぶ)の節句!?
「菖蒲湯」に浸かる風習は今でもありますが、菖蒲は邪気を払うと言われ、昔から端午の節句に使われています。
この「菖蒲(しょうぶ)」がキーになってくるのですが、江戸時代以降武家社会となります。
「菖蒲(しょうぶ)」という音が、勝ち負けを表す勝負(しょうぶ)や、武を重んじる尚武(しょうぶ)という言葉と同じ音であることから、「端午の節句」は「尚武(しょうぶ)の節句」として、武家の間で盛んに祝われ、家の後継ぎである男の子の成長と一族のこれからの繁栄を願う行事となっていったのです。
鎧や兜を飾ることも、武家社会から生まれた風習なんですよ。鎧や兜は、自分の身を守る大切な道具でもあり、シンボルとして、武将にとっては大切な宝物でした。
現在では、体を守るものという意味が重視され、子どもを交通事故や病気から守るようにと願いを込めて飾られています。
鯉のぼりは、江戸時代の町人から生まれました。鯉はとても生命力の強い魚ですよね、池や沼でも生育できますから。
子どもがどんな環境にも耐え、立派な人になるようにと立身出世を願う飾りです。江戸時代から続く、端午の節句の風習にはこんな意味があったんですね!
親子で作ってみよう!兜のりんごパイ
端午の節句(こどもの日)には「こどもの日らしいメニュー」が作りたいですよね!今回は、親子で作れる「兜のりんごパイ」をご紹介します。
「兜のりんごパイ」
=材料= 4-5個分
春巻きの皮 4-5枚
りんご 大1/2個
はちみつ 大さじ1
レーズン 大さじ2
バター 10g
小麦粉水 適量
油 適量
=作り方=
1、春巻きの皮を常温に戻す。
2、りんごのフィリングを作る。
①りんごはくし形に切り皮をむき、5-10㎜幅に切る。
②小鍋に(1)、はちみつを入れ、10-15分ほど置く。
③りんごから水分が出てきたら、レーズン、バターを加え火にかけ、弱火で15-20分程煮る。
※作り方③は電子レンジを使って加熱してもOK。5分~様子を見ながら加熱してください。
3、春巻きの皮で折り紙の「兜」を折る。
※折り方は画像を参照
①三角形に折る。
②下の2つの角を上の角に合わせて折る。上下を逆転する。
③下の角をめくり、上の角に合わせて折る。
④上の部分を角度をつけて少し折り返す。
⑤下の折り紙の上側1枚を、真ん中より下のところで折り上げる。
⑥真ん中でもう一度折り上げる。
※小麦粉水を糊代りにして所々糊付けすると形良く仕上がる。
4、りんごのフィリングを折ったかぶとの中に詰め、残った下側1枚を兜の中に折り込む。
5、表面に刷毛で油を塗り、温めたトースターで5-6分焼いて完成!
※中に詰めるフィリングはカスタードやあんこ、お好みのフルーツなどを入れても◎。
バナナとあんこの組み合わせは特におすすめですよ!また、パーティー用のおかずにするなら、ポテトサラダやハム&チーズ、カレー、ミートソースなどもGOOD♪
おやつにもちょっとした持ち寄りにもおすすめな簡単りんごパイ♪作り方を覚えちゃえば、アレンジ自在です。
折り紙の兜づくりは、ママより子どものほうが上手かもしれませんよ!新聞紙や包装紙で作れば子どもが被れる兜にもなります。
折り紙に!お料理に!普段は親子ですることがないなーというご家庭は、この機会に是非、親子で端午の節句を楽しんでみてくださいね。
▼このコラムを書いた人は
山口 まゆみさん
管理栄養士・幼児食アドバイザーで2児の母。所沢市内でママとベビー&キッズのための料理教室「スマイル☆キッチン」を主宰。コラム執筆、レシピ提供、児童館や保育園主宰の料理教室の講師、市の健康診断での栄養相談など、幅広くフリーで活動中。近著に『管理栄養士ママが教える!子どものからだとこころが育つ!6歳までの食事のホント』、『作り方・進め方が1冊でわかる 【決定版】はじめてのおいしい離乳食』。
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