• こどものご飯
  • 元気にすくすく育ってほしいこどものために、楽しみながら作れるママのための毎日のごはんのヒント!管理栄養士・幼児食アドバイザーで2児の母でもある山口まゆみさんのコラムです。

夏の水分補給の仕方!簡単自家製スポーツドリンクを持ち歩こう!

今年は7月だというのに夏らしくないお天気が続いていますね。東京都心では、7月前半最高気温30度以上の「真夏日」は1日もなかったそう。

とはいえ、これから気温は上がり平年並みの気温にもあるそうですので暑さ対策が必要ですよね!そこで、今回は夏の水分補給の仕方やおすすめドリンクをご紹介します!

 

 

甘い飲み物の飲み過ぎに気をつけて!!

「ペットボトル症候群」という言葉を聞いたことがありますか?

ジュースやスポーツドリンクなどの清涼飲料水を一気にたくさん飲むことによって、急激に血糖値が上がり、そのために喉が渇いてまた清涼飲料水を飲むということを繰り返し、著しい高血糖となってケトーシスに至るというもの。若年にもかかわらず糖尿病になってしまうという症状です。

 

これは、20~30代の男性に良く起こる症状として、30年ほど前から注目されていますが、近年では高校生以下の子どもたちにもみられるようになってきています。

最近は小学生でも常にペットボトルを持ち、清涼飲料水が水分補給代わりになっている子が多いのかなという印象です。ママたちもカフェオレやミルクティーなど清涼飲料水のペットボトルが水分補給になっていませんか?

 

 

 

また、甘い飲み物の摂り過ぎは情緒不安定にしてしまうことも。例えば、ファミレスでこんな光景を目にしませんか?

ドリンクバーを注文!子どもは一目散にジュースなど甘いものを注ぐ。空腹で甘いものを飲むので、血糖値が一気に上がります

そうすると、細胞に糖が送り込まれて元気いっぱいに!ギャーギャー騒ぎ出すわけです。血糖値が上がっているのでごはんはあまり食べず…

 

体は血糖値を一定に保とうとはたらくので、急激に血糖値が下がり、血糖値を上げようとするホルモンが出てくる。そのホルモンは、攻撃性があるので、今度はグズッたり、イライラ・怒りっぽくなってきます

あれあれ?子どもたちの集中力が切れてきたかしら?帰りたーい!って声もあるけれど、まだまだ居座りたいお母さんたちが甘いデザートを子どもに与えてしまう。

そして、また血糖値の急上昇が続いていく。。。

 

こんな風に血糖値やホルモン分泌の乱れが続いてしまうと、子どものココロとカラダは整いません。水分補給になるならどんな飲み物でも良いんじゃない!?

そんな風に思う方も多いかもしれませんが、この水分補給するための飲み物、どんなものを選ぶか!によって、子どものココロとカラダの元気度が変わっていきます。

 

 

おすすめ自家製スポーツドリンク

気をつけたいのが、夏の水分補給はお水だけでは逆効果です。汗の中には水分のほかに塩分や大切なミネラル分も含まれています。そのため、水分補給には塩分もミネラルも必要なのです。

そこで、おすすめの自家製スポーツドリンクのご紹介です。

塩レモン水

=材料=
水  お好み量
レモン汁  飲める酸っぱさ
自然塩(やきしお) ほんの少し

 

レモン汁は出来ればレモンを絞るほうがおいしいですが、市販のレモン汁でもOKです。自然塩はしょっぱさを感じない程度入れればOKです。

我が家の小学生の夏場の水分補給は「塩レモン水」を水筒に入れていますよ。是非、お試しくださいね^^
いかがでしたか?これからが夏本番!!

お子さん、そしてご自身の飲み物にどんなものを選ぶかも一度考えてみてくださいね。

 

▼このコラムを書いた人は

山口 まゆみさん

管理栄養士・幼児食アドバイザーで2児の母。所沢市内でママとベビー&キッズのための料理教室「スマイル☆キッチン」を主宰。コラム執筆、レシピ提供、児童館や保育園主宰の料理教室の講師、市の健康診断での栄養相談など、幅広くフリーで活動中。近著に『管理栄養士ママが教える!子どものからだとこころが育つ!6歳までの食事のホント』、『作り方・進め方が1冊でわかる 【決定版】はじめてのおいしい離乳食』。

関連記事

  1. この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA