収納場所、どうやって決めたらいいの?

これまで4回の記事を更新してきました。暮らしに変化は表れていますか?

コラムを読み進めるにつれて、暮らしが整っていくように、片付け手順の通りに進めています。ぜひ最初から読みながら、順番に取り組んでみてくださいね。

さて、5回目の今回は、「収納」がテーマです。

「何のために、収納するの?」

収納の目的は、なんだと思いますか?それは、見栄えを楽しむことでも、倉庫のようにモノを保管することでもありません。

収納の目的とは、「使うための準備」です。

「使うこと」が前提になっています。だから、これまで、整理を行うことで、「使うモノだけ」にしてきたのです。

では、モノがどんな場所に準備されていたら、使いやすいと思いますか?

それはずばり、「使う場所のすぐそば」これこそが、収納場所の決め方の基本です。収納場所を考えるときには、「どこで使う?」と、それを使っているときのことを想像してみてください。

こどものおもちゃ、どこにしまう?

お子さんは、どこでおもちゃを使いますか?

「リビングで遊ぶ」であれば、最適な収納場所は、「リビング」遊ぶ場所におもちゃがあれば、使うときにはすぐに取り出せるし、遊び終わったら、元あった場所に戻しやすい。

リビング内に、おもちゃの収納スペースを作ることができると、お子さんが自分でお片付けをしやすくなりますよ。

フライパンや鍋、どこにしまう?

では、お味噌汁を作るときの鍋は、どこが良いでしょう。お味噌汁を作るときには、まず何をしますか?鍋に水を入れてから、コンロで火にかけます。

だから、水を入れる場所、つまりシンクのそばが最適です。

似たような道具でも、使い方によって、収納場所が異なります。しまい場所と使う場所がすぐそばなら、ほとんど動かずにモノを取り出すことができます。

家事効率がアップして、時短につながりますよ!

「使う」に注目して、「ここにあったら使いやすい!」と思える場所を見つけてみてください。

「収納」するその前に

以前の記事でご紹介した、片付けピラミッドを振り返ってみましょう!

「収納」の1段下は、「整理」です。「整理」については、前回までの記事で、お伝えしてきました。

「整理」は、「収納するための準備」とも言えます。「収納」は、「整理」を完了させて、「使うモノだけ」になっている状態で、行ってくださいね。

さて次回は、収納場所での使いやすいしまい方について、お伝えします。

▼このコラムを書いた人は

こま ともこ
埼玉県所沢市在住の整理収納アドバイザー2級認定講師・収育指導。お片付けを「楽しく伝える」がモットーである収納王子コジマジックに師事。企業や自治体・小中学校PTAを中心に、掃除・片付け講座を開催。これまでの受講者数は延べ3000人以上。受講すると「早く帰って片付けたくなる!」と評判で、市民講座では満席を連発。元片付け苦手・今も面倒くさがり。小中学生の子ども3人を含む6人家族。

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