しまい方で、もっと使いやすく!
関東地方は、梅雨が明けました。6月の梅雨明けは、観測史上初めてなんだとか。
暑いと、動くのがおっくうになってしまいますよね。そんな時も、お部屋はすっきり片付いていれば家事もスムーズ。
さて、6回目の今回は、ラクに片付く「しまい方」をお伝えします。
「収納場所を決める≠片付く」
「収納場所は決めているんだけど、元に戻すができない。面倒くさくて」 よく聞くお悩みです。
それ、「しまい方」が原因かもしれません。
面倒くさい → 元に戻さない → 散らかる
片付けが面倒くさい結果、散らかるのです。では、「面倒くさい」を減らす解決法を見ていきましょう。
アクション数を減らす
面倒くささの原因の1つは、「アクション数」 アクション数とは、モノを取り出すまでに行う動作の数です。
「扉を開ける」「蓋を開ける」「袋から出す」「上に重なっているモノをどける」など、動作が増えるたび、「面倒くささ」も増していきます。
面倒くささを減らし、ラクに片付けられるようにするためには、アクション数を減らせばいいのです。アクション数が最も少ないしまい方は、ノンアクション。
「棚に置くだけ」「フックに掛けるだけ」「かごにいれるだけ」
簡単でしょ!これなら面倒くさがりの方でも、小さな子どもでも、続けられます。
しまうのが楽だからといって、あれもこれもノンアクション収納にしたら、部屋がモノだらけになってしまいます。
そんな時は、優先順位をつけましょう。基準にするのは「使用頻度」。片付けられず出しっぱなしになるモノは、アクション数を減らせないか、見直してみましょう!
奥と手前を使い分ける
引き出しを開けて、眺めてみて下さい。どれが一番、よく使いますか?頻繁に出し入れするモノが奥に入っていたら・・?
引き出しを全部出さなくてはいけないのって、結構大変。
逆に、引き出しを、ほんのちょっとだけ引き出して、よく使うモノほど手前にしまうと、使いやすいし、ラクに戻せるようになります。
引き出しだけでなく、棚の奥行きも同じ。引き戸なら中央よりも両端。開き戸なら両端よりも中央が、使いやすいです。
選抜メンバーに特等席を
家の中には、たくさんの収納場所があります。ですが、どこでも使いやすいわけではありません。
家の中には、たくさんのモノがあります。どれも良く使う、というわけではありません。
片付けやすく、いつもきれいをキープできる家にするには、よく使うモノに、使いやすい場所を与えてあげると、片付きやすくなります。
「選抜メンバーに特等席を」と覚えてくださいね。
次回は、使いやすい収納グッズをご紹介します。
▼このコラムを書いた人は
こま ともこ
埼玉県所沢市在住の整理収納アドバイザー2級認定講師・収育指導。お片付けを「楽しく伝える」がモットーである収納王子コジマジックに師事。企業や自治体・小中学校PTAを中心に、掃除・片付け講座を開催。これまでの受講者数は延べ3000人以上。受講すると「早く帰って片付けたくなる!」と評判で、市民講座では満席を連発。元片付け苦手・今も面倒くさがり。小中学生の子ども3人を含む6人家族。
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