太陽の恵みをたっぷり浴びてココロとカラダを育てよう!
6月22日(土)は二十四節気でいうと「夏至」北半球では一年のうちで日照時間が最も長くなる日です。
梅雨入りしている時期なのでそれほど陽射しを感じにくいかもしれませんが、夏至は太陽のエネルギーが一年で一番強くなる日でもあります。
外遊びは骨を強くする!!
だんだん陽射しが強くなってくると気になるのが「紫外線」。紫外線は出来るだけカットしないと!!というこの世の中。
日焼け止めクリーム塗ったり、紫外線カットの服を着たり、帽子、アームカバー、サングラスなどを身につけたりと、紫外線対策バッチリな方も多いかと思います。
これらは紫外線対策に大切なことですが、過度な紫外線対策はしないほうが良い!!「適度に紫外線を浴びること」は子どもの成長のためにも大事なのです!
それはなぜかと言うと…日光に当たることで皮膚の中でビタミンDが作られるから。
ビタミンDは骨の材料となるカルシウムの吸収を助けたり、カルシウムが骨に沈着するのをサポートする、など体の中でとても大事なはたらきをしています。
骨を強く、元気にするためにカルシウムを思い浮かべるかと思いますが、ビタミンDがあってこそカルシウムが効率的にはたらきます。
夏の直射日光を長時間浴びることは、シミ・シワなどの肌トラブルや皮膚ガンなどのリスクを高めることにつながりますが、適度に紫外線を浴びることは強い骨と体を作ります。
子どもは外遊びするのが一番!まだ外で遊べない赤ちゃんは散歩でもOKですよ^^
旬のものを食べよう!
これからの時期は「夏が旬」の野菜である夏野菜がおいしいですよね。
旬の野菜は太陽と大地の恵みをたっぷり吸収して育っているので、生命力がとても高いのが特徴です。そのエネルギーをいただいて私たちヒトの心と体は作られていきます。
今は一年中さまざまな食べ物を食べることができますが、旬のものはその時期に体が必要とする栄養素を多く含み、体の調子を整えるはたらきがあると考えられています。
例えば、夏野菜にはほてった体を冷やすカリウムが豊富に含まれています。
カリウムはナトリウムと一緒にはたらき、血液中の塩分や水分バランスを調整していますが、大量に汗をかくと、汗とともにカリウムも体の外へ出てしまい、低カリウム血症という状態になります。これがいわゆる夏バテや熱中症の原因です。
旬の野菜を食べることは健康への第一歩となります。また、旬のものを食べることは、免疫力や抵抗力を高め、丈夫な体を作ることにもつながります。
季節感のある食事を作っていると、おのずと栄養バランスも整います。旬の食材を通して季節を感じることができるので、子どもの心と味覚も育てていくことができますよ。
これからの暑い時期はこまめな水分補給をしっかりとしながら外遊びをして、旬のものを使った食事で丈夫なココロとカラダを作っていきましょう!
▼このコラムを書いた人は
山口 まゆみさん
管理栄養士・幼児食アドバイザーで2児の母。所沢市内でママとベビー&キッズのための料理教室「スマイル☆キッチン」を主宰。コラム執筆、レシピ提供、児童館や保育園主宰の料理教室の講師、市の健康診断での栄養相談など、幅広くフリーで活動中。近著に『管理栄養士ママが教える!子どものからだとこころが育つ!6歳までの食事のホント』、『作り方・進め方が1冊でわかる 【決定版】はじめてのおいしい離乳食』。
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