さあお片付け!まず○○から取り掛かるのは、NG!!
3月は、年度末。4月から始まる新年度に向けて、片付けに取り掛かるにはぴったりの時期。
さあ、片付けるぞ!!とエンジンがかかった時、まずは「収納グッズ」を買いに走ってはいませんか?
実はこれ、片付けでやってしまいがちな失敗の一つなんです。
収納の中に何を入れる。どのくらいの量を入れる。どこでどんな風に使う。ということを決める前に収納グッズを買ってしまうと、場所やモノのサイズが合わなかったり、思いの外使いにくかったり。
せっかく準備した収納グッズが無駄なモノとなり、逆にモノを増やすことになりかねません。
では、何から始めればいいの?
今日は、正しい片付けの順番について、お伝えします。
「片付けピラミッド」
これは、正しい片付けの順番を示す「片付けピラミッド」ピラミッドの下から上に向かって、整理⇒収納⇒片付け⇒掃除の順番に行います。
「片付け」は、下から3番目。ここで言う片付けとは、使い終わった後、「元に戻す」ことを表します。
片付けは、小さな子どもでもできること
幼稚園や保育園の教室を思い浮かべてください。粘土遊びやお絵かきが終わったら先生が、「さあ、片付けましょう!」声をかけると、園児は自分たちで片付けます。
小学校に上がる前の小さな子どもでも、「片付け(=元に戻す)」はできるのです。
収納とは、「使うときの準備」
小さな子どもでも簡単に「片付け」ができるのは、先生がモノのしまい場所を決めてくれているから。使うモノを、使いやすい場所に、使いやすい方法で、しまうこと。これが収納です。
収納グッズを買うのは、収納場所を決めてから。しまう場所としまうモノに合わせて、ぴったりの収納グッズを選びます。
今持っているモノをすべて収納しても、片付きません。収納の前にやらなければならないのは、今使っているモノだけにすること。
つまり、不要なモノを取り除くこと。これが整理。
では、不要なモノって、何?
壊れてしまって使えないモノ?
使えるけれど、今使っていないモノ?
片付けの第一歩「整理」については、次回に詳しくお伝えします。
▼このコラムを書いた人は
こま ともこ
埼玉県所沢市在住の整理収納アドバイザー2級認定講師・収育指導。お片付けを「楽しく伝える」がモットーである収納王子コジマジックに師事。企業や自治体・小中学校PTAを中心に、掃除・片付け講座を開催。これまでの受講者数は延べ3000人以上。受講すると「早く帰って片付けたくなる!」と評判で、市民講座では満席を連発。元片付け苦手・今も面倒くさがり。小中学生の子ども3人を含む6人家族。
この記事へのコメントはありません。