安定期も油断禁物!?ー妊婦さんの過ごし方ー

妊娠5ヶ月になると胎盤が完成し、流産のリスクが減りつわりが軽減し、母子ともに安定した状態になることを『安定期』といいます。

お腹もぽっこりと出てきて、妊婦さんには嬉しい時期ですが、安心しても油断は禁物です!安定期を楽しく過ごすにあたり注意点をまとめました。

体重の急増

悪阻もおさまり食欲も戻るかたも多いです。以前のように美味しく食事を楽しむ事ができついつい食べ過ぎてしまうのは避けてください。

体重が急に増えると、むくみや血圧などに影響を及ぼすことがあります。助産師や栄養士に食事ついてアドバイスをもらうのもいいでしょう。

貧血

妊娠中は赤ちゃんの成長のために、母体は多くの鉄分を胎児に送り届けます。そのため、母体の赤血球や循環血液量が増加し鉄分の需要が増えます。

妊娠中の貧血のほとんどは鉄欠乏性貧血で、赤血球をつくる鉄が不足することが原因です。貧血でも妊婦さんは無症状であることが多いといわれているため、動悸・めまい・頭痛・たちくらみなどさまざまなトラブルを引き起こすこともあります。

対処法としてレバー、ほうれん草など鉄分の多い食事を摂ることが大切ですが、鉄分のみを多く摂るのではなくバランス良い栄養摂取をするようにしましょう!レバーの摂りすぎはビタミンAの過剰摂取になりますので気を付けて。

腰痛

赤ちゃんの成長に伴って、身体の重心が前に移りそり腰になります。

その姿勢のまま立ったり座ったりし、背中から腰にかけて負担が大きくなり、腰痛になることがあります。

できるだけ胸をはって、背筋や全体の姿勢が真っ直ぐになるように立ちましょう。靴は、足への負担が少ないヒールが低いものや、つま先が広いものを選ぶようにするといいと思います。

便秘

妊娠中に便秘に悩む方も多いのではないでしょうか。

ホルモンの影響で胎盤の形成などを促すと同時に、消化管の収縮を抑えるため、腸の動きが鈍る要因となり便秘になりやすくなります。

便秘を放置すると硬くなり余計に排便しづらくなります。肛門が切れたり痔になったりする可能性があり、また、おなかも張りやすくなってきます。

規則正しい生活、繊維の多い食物の摂取、適度な運動、朝に白湯など水分を摂ることを心がけましょう。便秘であまりにもおなかがつらい場合は、医師に相談してください。

まとめ

『安定期』と聞くと安心して妊娠前のような生活を送りたくなりますが、安定期に入ったといえど、生活するにあたり気を付けなければいけない事がたくさんあります。

その中でも代表的なものを今回まとめました!この時期は赤ちゃんの物を揃えたり、母親学級などに参加したりと、出産に対しても意識が増す時期。

無理のない範囲で楽しく安定期を過ごせるといいですね♪

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